放射線科
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放射線科
乳房のX線撮影のことです。乳房は厚みのある組織で、緻密な構造を持つ乳腺で構成されています。その中にできる微細な乳がんを描出する為に、乳房を圧迫板で挟みできる限り乳腺の重なりをのばした状態で撮影を行います。個人差はありますが、多少痛みを伴う場合もあります。
2016年8月に導入されたSiemens社製のFPD(フラットパネル)搭載型の撮影装置が稼動しています。
最新型の装置で淡い陰影や微細な石灰化も検出できる高精細な画像が撮影でき、また患者様の体格に合わせた圧迫版や痛みを軽減するデザインになっており優しい検査を実現します。
乳房はX線感受性が高いため低被ばくで検査することが求められます。また、診断をするうえで微細な構造を描出することが求められます。
本装置は最適な圧迫圧で、低被ばく線量かつ高画質な撮影を行うことが可能です。
基本的には乳房を横から挟むMLO撮影、上から挟むCC撮影の2方向を左右別々に撮影します。必要に応じて追加撮影を行います。検査時間は5-10分程度です。
撮影した画像は高精細5M モニターと画像診断Veiwer SyngoVia(Siemens社)を使用し、高画質だけでなく過去画像の比較も容易で効率的に精度の高い診断を実現します。
検診の精度管理運営を行っている日本乳がん検診精度管理中央機構のマンモグラフィ検診施設画像認定(デジタル)を取得しています。
マンモグラフィ撮影認定を取得している専門の女性技師が撮影致しますのでご安心ください。
当院では乳腺外来の他に高槻市民検診、乳がんドックにて撮影を行っています。
制汗剤は皮膚に付着したパウダーがマンモグラフィ上で異常と誤診される恐れがあります。検査当日は使用しないでください。ご使用の場合はふき取っていただきます。また、髪の毛も写りこむと異常と誤診される恐れがありますので、結べる長さの方は結んでいただくようお願いします
生理が始まって2~3日後から1週間ほどの時期は乳房が柔らかくなり乳腺が伸びやすくなります。そのためより良い検査ができ痛みも感じにくくなりますので、乳腺の検査時期としてお勧めしています。
*乳がん検診等に関して何かご不明な点がある場合は女性技師に気兼ねなくお声かけください。