消化器内科・内視鏡センター
化学療法センター・肝臓内科
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化学療法センター・肝臓内科
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月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
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消化器内科 | 午前 | 佐野村 誠 ※予約 (診察室2) | 𥔎山 直邦 ※予約 (診察室2) | 佐野村 誠 ※予約 (診察室2) | 西川 知宏 ※予約 (診察室2) |
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午後 | 佐野村 誠 ※予約 (診察室2) | 佐野村 誠 ※予約 (診察室2) | 担当医 ※予約 (診察室6) | ||||
肝臓内科 | 午前 | 朝井 章 ※予約 (診察室14) | |||||
午後 | 福田 彰 ※予約 (診察室14) | ||||||
がん化学療法・緩和ケア外来 | 午前 | 大阪医大 | 西谷 仁 | 西谷 仁 | 西谷 仁 | ||
午後 |
【消化器内科】
・11月18日(月)午後 佐野村 ⇒ 現状ストップ
・11月20日(水)午後 佐野村 ⇒ 休診
・12月07日(土)午前 西川 ⇒ 休診
・02月03日(月)午後 佐野村 ⇒ 休診
・02月10日(月)午前 佐野村 ⇒ 11:00枠まででストップ
・02月10日(月)午後 佐野村 ⇒ 休診
【肝臓内科】
・11月21日(木)午後 福田 ⇒ 休診
・12月06日(金)午前 朝井 ⇒ 休診
・01月24日(金)午前 朝井 ⇒ 休診
登録医診療所からの紹介患者さまは、優先的に診療いたします。
日本消化器内視鏡学会認定指導施設、日本消化器病学会認定施設、日本がん治療認定医機構認定研修施設、大阪府がん診療拠点病院などの認定を受けています。緊急処置を要する疾患にも対応し、消化器疾患に対する最新の診断・治療を行っています。
出血性胃十二指腸潰瘍や食道静脈瘤破裂などの上部消化管出血に対して、緊急内視鏡的止血術(ソフト凝固止血、クリッピング、EVLなど)にて治療を行い良好な成績を得ています。また、逆流性食道炎、胃十二指腸潰瘍、胃癌などの診断・治療を行っており、ルーチン検査には患者様の負担が少ない経鼻内視鏡も使用しています。胃十二指腸潰瘍の再発予防にはH.pylori除菌療法を外来にて施行しています。早期胃癌、胃腺腫など内視鏡的治療の適応となる腫瘍に対してはIT2ナイフなどを使用したESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)・EMR/polypectomyによる内視鏡治療も施行しています。
図1:当院循環器内科でPCIを施行した後に軽度の貧血を認めたため、上部消化管内視鏡検査を施行したところ、胃前庭部大弯に8mm大の辺縁が不整な陥凹性病変を認め、早期胃癌0-IIc,分化型,深達度Mと診断しました。内視鏡的治療適応と診断し、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を施行しました。特に合併症なく終了し、術後病理標本では、Adenocarcinoma(tub1), M, cut end(-)であり治癒切除の判定でした。
大腸腫瘍においては拡大観察・NBI観察を積極的に使用して精度の高い内視鏡診断を行っており、早期大腸癌・大腸腺腫に対してEMR/polypectomyにて治療しています。近年注目されているSSA/Pについても診断と治療を行っています。また、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患に対する診断・治療のほか、原因不明の小腸出血が疑われる症例にはカプセル内視鏡による診断も可能です。腸閉塞に対するイレウス管挿入については、経鼻内視鏡を用いて確実に速やかに挿入することが可能となりました。
図2:便潜血陽性にて大腸内視鏡検査を施行したところ、S状結腸に4mm大のIIa病変を認めました。NBI拡大観察にて、腫瘍表面のsurface patternは認識されvascular patternは不整な網目模様の血管を認めましたが、太さ・分布は比較的均一であったため、広島分類Type C-1と診断しました。クリスタルバイオレット染色による拡大観察では、VI型軽度不整のpit patternを呈していました。以上より粘膜内癌と診断し、EMRにて切除しました。病理組織では、Adenocarcinoma(tub1), M, cut end(-)であり治癒切除
肝疾患では急性・慢性肝炎や肝膿瘍、肝腫瘍などの精査・治療を行います。ウィルス性肝炎に関しては肝臓専門外来を新設し、インターフェロン治療や核酸アナログ治療を行っています。肝腫瘍が疑われる場合には、造影CTやMRIにて鑑別を行い、必要であれば腹部血管造影検査や肝生検で精査を行います。肝細胞癌に対しては造影3D-CTにより、術前に詳細に血管走行などを確認してから腹部血管造影を行います。これにより腫瘍に対してTACEなどの治療を行う場合に副作用を最小限に抑えることができます。病変が小さい場合には超音波エコー装置を用いてPEITを行います。ラジオ波焼却術(RFA)については,関連病院と連携して行っています。肝膿瘍については、抗生剤での治療効果が不十分である場合に肝膿瘍ドレナージを行うことで著明に改善することも多々あり、症例に応じて施行しています。また肝硬変や最近急増しているNASHの外来経過観察・治療も行っています。
胆膵疾患ではERCPやPTCDを中心に幅広い検査・治療を行っています。最近では胆石症や胆管癌、膵癌などの疾患が増加しており、検診などを契機に発見されるケースも珍しくなく、検査を希望される方が増えてきております。当院ではそういったニーズに応えるべく、検査枠を大幅に広げ、CTやMRCP、FDG-PET/CTといった画像検査からERCP、PTCDといった精査・処置の予約期間の短縮に心がけております。また、各種資格を持った専門の医師と医療スタッフを多く揃え、今までは困難であった高度な処置や緊急の場合にも迅速に対応できる態勢を整えております。以下に当院で行っている代表的な検査・処置を紹介します。
内視鏡を用いて胆管や膵管に対して造影を行います。直接、造影剤を注入して透視装置で観察するため、非常に解像度の高い情報を得ることができ、CTやMRCPなどではわからなかった微小な病変を発見することができます。この際に胆石や狭窄などの病変を認めた場合には、そのまま処置を行っています。合併症として最も問題となる急性膵炎には処置による乳頭の浮腫が関与していると考えられているため、その点などにも注意し、安全を第一に検査を行っています。
図4③④:胆石などを認めた場合には十二指腸乳頭を切開して、バスケットカテーテルなどを用いて結石を取り除きます。合併症である出血や腸管穿孔、術後の胆管炎などを予防するため、結石の大きさに合わせて切開幅を必要最小限にするよう心がけています。
図4⑤~⑧胆管や膵管の狭い部位に対して生検による組織検査やステントといわれるストローのようなチューブを入れたりします。また、径の大きい十二指腸ステントなどを腸管狭窄部に留置したりもします。
急性胆嚢炎や内視鏡での処置が困難な場合、超音波エコー装置で拡張した胆管や胆嚢を観察しながら、穿刺などの処置を行います。事前にドップラー画像などで血管などを把握し、出血などの合併症が起こらないように注意しています。
胃癌・大腸癌・肝細胞癌・胆道癌・膵癌に対する術後補助化学療法、切除不能・進行再発癌に対する化学療法などの各種抗がん剤治療を導入しており、外来あるいは入院にて施行しています.使用する抗がん剤は多岐にわたっており、がん化学療法委員会のレジメンに登録され、適切な抗がん剤治療を行っています。その際、必要に応じてCVポート留置術を当科にて施行しています。また、毎週、がん治療認定医・がん性疼痛看護認定看護師・薬剤師・病棟外来看護師から構成される緩和ケアチームにて緩和ケア回診を行っており、がん患者の緩和医療にも力を入れています。
初診患者数 | 998 |
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外来延べ患者数 | 10,874 |
新入院数 | 1,590 |
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在院延べ患者数 | 13,402 |
退院数 | 1,539 |
1日平均在院数 | 36.6 |
平均在院日数 | 8.6 |
検査・処置名 |
件数 |
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上部内視鏡 | 上部内視鏡検査(経口) |
1,454 |
上部内視鏡検査(経鼻) |
1,194 | |
EMR(内視鏡的粘膜切除術)/ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術) |
36 | |
EUS(超音波内視鏡検査) |
39 | |
EIS(内視鏡的静脈瘤硬化療法) |
0 | |
EVL(内視鏡的静脈瘤結紮術) |
19 | |
PEG(胃瘻造設術) |
8 | |
PEG(胃瘻交換) |
32 | |
EUS-FNA(超音波内視鏡下穿刺吸引法) |
5 | |
異物除去術 |
9 |
検査・処置名 |
件数 |
|
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下部内視鏡 |
大腸内視鏡検査 |
1,625 |
EMR(内視鏡的粘膜切除術)・ポリペクトミー |
460 | |
内視鏡的止血術 |
37 |
検査・処置名 |
件数 |
|
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ERCP他 |
ERCP(内視鏡的胆管膵管造影) |
138 |
ENBD(経鼻胆管ドレナージ) |
0 | |
EST(内視鏡的乳頭切開術) |
59 | |
胆管ドレナージ(ステント挿入) |
83 | |
結石除去 |
57 |
検査・処置名 |
件数 |
|
---|---|---|
PTCD他 |
PTCD(経皮的胆管ドレナージ術 ) |
0 |
PTGBD(経皮経肝胆嚢ドレナージ術) |
2 |
検査・処置名 |
件数 |
|
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その他 |
PEIT(経皮的エタノール注入療法) |
0 |
腹部エコー |
940 | |
肝生検 |
7 | |
イレウス管挿入術 |
40 | |
小腸造影 |
28 | |
上部消化管透視 |
108 | |
注腸 |
11 | |
CVポート挿入術 |
19 | |
カプセル内視鏡 |
2 |