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放射線科

骨密度検査(DXA法) 業務内容

骨を構成しているカルシウムなどのミネラル類の量を測定する検査です。このミネラル成分が不足すると骨がもろくなり、骨折しやすくなります。

骨密度検査は、骨粗鬆症や代謝性骨疾患の診断に役立ちます。骨密度を数値化することで骨量の減少を早期に発見し、骨粗鬆症の適切な予防や治療を行うことが可能になります。

当院の装置

2015年にGE社製のPRODIGY Fuga(全身用X線骨密度測定装置)を導入しました。

当院では微量なX線を用いたDXA法(デキサ法)にて骨密度検査を行っています。DXA法は他の骨密度測定方法と比べ非常に測定精度が高いのが特徴です。

測定に用いるX線はきわめて少ないく、通常の胸部X線の約1/6程度で撮影が可能です。

主な検査部位

主に腰椎や大腿骨頚部の検査を行います。腰椎、大腿骨頚部は骨粗鬆症による骨折が生じやすい部位であり、直接的に骨の状態を評価することができます。

検査手順と注意事項

  • 測定部位付近に衣服の金具・ボタン・シップ等がある場合は外していただきます。
  • 検査台に仰向けに寝ていただきます。測定中は息を止める必要はありませんが、体を動かさないようにお願いします。
  • 検査時間は測定部位によりますが15分ほどで終了します。

検査結果について

右のような結果表を用いて診察をされます。

上のような結果表を用いて診察をされます。

測定値は、パーセンテージとグラフで表されます。また、過去に検査した結果と比較して骨密度の変化も見ることができます。骨密度検査によりご自身の骨の状態を把握していただき、骨折などから身を守るために生活習慣や食事を変えていくことが大切です。

特に、次のような方には骨密度をお勧めします

  • 高齢者
  • 卵巣手術を受けられた方や、閉経後の女性
  • カルシウムの摂取量が少ない、食が細い、やせている、ダイエットしている、偏食がある
  • 長期間ステロイド薬を使用している
  • 甲状腺、副甲状腺、副腎の病気がある
  • 糖尿病がある
  • 関節リウマチがある
  • 日光に当たる機会が少なく運動不足である
  • 胃腸が悪く、消化吸収が良くない
  • 喫煙している、過度の飲酒をする
  • 家族に骨粗鬆症の人がいる