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臨床工学科

業務内容

1) ME機器管理

臨床工学技士が当院で使用している人工呼吸器、各種ポンプ、除細動器、体外式ペースメーカ、PCPS、IABP、生体情報モニターなど多様な医療機器を支援システム「MEsiter」を用い中央管理しています。 医療機器が安全に使用できるように日常点検・定期点検・保守点検を行い様々なトラブルにも迅速に初期対応できるよう取り込んでいます。

2) 慢性・急性血液浄化業務

当院の血液浄化室では、8台の透析装置により、午前に外来患者の透析、午後に入院患者の透析を2クールで行っています。また急性期血液浄化におきましてはICUにて持続的腎代替療法(CRRT)、エンドトキシン吸着、腹水濃縮再静注法、顆粒球吸着療法(GCAP)に携わっております。

3) 人工呼吸器関連業務

人工呼吸器(IPPV、NPPV)の日常点検や定期点検、保守点検を行っています。夜間緊急対応も行っており、医師、看護師など他職種とも連携を取り24時間体制で安全に使用できる環境を整えています。

4) ペースメーカ関連業務

定期のペースメーカ外来でチェックや設定変更を医師と連携し行なっています。また、ペースメーカの植込術や電池交換術の初期設定、患者様説明も行なっています。遠隔モニタリングシステムの管理やペースメーカを植込まれている方のMRI検査、手術等の立会いにも携わっています。

5) 心臓カテーテル検査業務

当院では2007年1月より経皮的冠動脈インターベンション治療(以下、PCI)を開始しており年間 約200件の治療を行なっています。臨床工学技士の業務は清潔野の直接介助業務を行い、循環器内科医が円滑にPCIが出来るためのサポートを行なっています。また、患者様の急激な状態悪化時における生命維持管理装置(PCPS・IABP・人工呼吸器・体外式ペースメーカなど)を使用する際は準備や操作などを行なっています。そのほか、夜間休日もオンコール体制で24時間365日対応しています。

6) 内視鏡検査業務

内視鏡室では、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)や下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)、内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)などの検査や、内視鏡による早期癌・ポリープの切除、総胆管結石に対する内視鏡的治療などを行っております。臨床工学技士の業務としては、内視鏡装置の始業前点検、スコープの洗浄、検査・処置の介助などを行っております。