研修の特徴
研修の特徴
北摂総合病院は、大阪府北東部、京都府に隣接する三島二次医療圏に所在する217床・14標榜診療科目・平均在院日数12日の急性期総合病院(精神科除く)です。
この地域で開設後45年の歴史を誇る当院は、217床と病床数としては中規模ながら数少ない総合診療機能を有す地域中核病院としての役割・責務を担っています。400名にのぼる登録医診療所との密接な地域連携体制を基盤に、より高次な医療が必要な場合に備えた大阪府三島救命救急センターや大阪医科大学附属病院・国立循環器病センターなどとの連携、更に療養型病院等との連携体制も確保し、当院を核にした地域介護ネットワーク体制を構築しています。
さらに、2006年5月に移転した新病院では、病院全体のアメニティ向上、電子カルテ、カテーテル検査装置など高度医療機器の整備とともにER、ICUを設置し、疾患・機能によるセンター化にも取り組み、循環器・呼吸器・消化器センター、整形・小児フロア、レディースフロア、内視鏡センター、手外科センター、カテーテル治療センターなどを開設しています。
募集定員が3名だからこそ、一人が多くの症例、手技を経験することが可能です。また、当院の方針である、医師・看護師・コメディカルがそれぞれの職種の責務・役割を全うする体制があるため、医師でしかできないことを2年間で学べる効率的な研修環境を整備しています。さらに、常勤医師全員で研修医のバックアップをすることも当院の特色です。
内科6ヶ月、外科3ヶ月、救急部門3ヶ月の研修を行う。
救急部門1ヶ月、地域医療1ヶ月および研修医の希望する選択必須科目1科目の研修を行い、残りの期間は研修医の希望する選択科目の研修を行う。
診療案内 ※診療科の詳細がご覧いただけます。
精神急性期および精神一般・療養、認知症、アルコール治療を行う290床(精神保健福祉法指定病床10床)の精神科専門病院です。また、当地域の精神科病院の中で、初めて日本医療機能評価機構による病院機能評価の認定を受けた病院です。(大阪府高槻市奈佐原4丁目10番1号)
鄭クリニックの鄭栄植院長は、かかりつけ医として地域に根差した外来診療を行うとともに、往診など在宅医療も積極的に行っています。また、北摂総合病院の登録医(連携診療所)として、日常より患者の紹介など密な連携関係を築いており、かかりつけ患者が入院した際には、北摂総合病院を自ら訪れ回診を行います。(大阪府高槻市北柳川町15-22)
2年次に後半9ヶ月は、必須研修期間に到達していない到達目標などにつき必要に応じて補修研修を行うと共に、12科目の選択科により研修医の希望により選択研修を行います。
北摂総合病院では、各診療科の専門分野をより分かりやすく研修医に理解いただくために、不定期ですが各診療科の先生が研修医向けミニレクチャーを開催しています。
担当 | 内容 | |
---|---|---|
循環器科部長 |
永松 航 |
冠動脈インターベンション |
呼吸器内科部長 |
貴島 源一 |
酸素療法 |
循環器科医長 |
矢野 雅浩 |
不整脈の初期対応 |
健診科部長 |
諏訪 道博 |
心不全の初期診断 |
呼吸器外科部長 |
立花 秀一 |
肺がんの診断 |
整形外科主任部長 |
小林 一朗 |
偽痛風 |
救急診療科部長 |
森井 功 |
病歴をチェックしよう『胸痛編』 |
消化器内科部長 |
佐野村 誠 |
上部消化管出血 |
小児科部長 |
清水 達雄 |
22q11.2欠失症候群、Williams症候群 |
産婦人科部長 |
中村 嘉宏 |
妊婦への投薬の注意点 |
眼科 |
林 麻衣子 |
眼科救急~眼科医へのコンサルタントで迷った時~ |
総合内科部長 |
玄 武司 |
視診あれこれ |
皮膚科部長 |
芳川 た江子 |
皮膚科総論(診療に役立つこと) |
泌尿器科医長 |
小山 耕平 |
血尿(膀胱癌) |
糖尿病・内分泌内科医長 |
竹内 徹 |
糖尿病 |
消化器内科医長 |
佐々木 有一 |
膵癌 |
整形外科部長 |
劉 長萬 |
骨折線 |
一般消化器外科医長 |
高城 武嗣 |
microRNAと癌 |
呼吸器外科医長 |
林 哲也 |
気胸 |
リハビリテーション科医長 |
福井 浩一 |
救急外来 |
眼科部長 |
徳岡 覚 |
糖尿病網膜症 |
血液浄化療法科部長 |
山口 茂 |
急性腎不全 |
放射線科部長 |
小森 剛 |
画像診断の限界 |
臨床検査・病理科部長 |
長田 憲和 |
病理で分かること、分からないこと |
一般・消化器外科部長 |
西口 完二 |
急性腹症に対する手術治療 |
北摂総合病院では、早くから学術発表の機会を研修医に与えることで、学会発表についてのノウハウを習得いただきます。
研修医学術発表会は年2回開催されます。