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新専門医制度研修プログラム

新専門医制度研修プログラム

新専門医制度

内科(北摂総合病院内科専門研修プログラムPDF)基幹施設

一次申請通過(8/18時点)
※今後二次審査を踏まえて修正・変更の可能性がございます。

日本内科学会ホームページにおいて、新専門医制度 専門研修プログラム(内科領域)の一次審査を通過したプログラムが公開されています。
全国542プログラム(大阪府47プログラム、三島医療圏内5プログラム)

日本内科学会ホームページ別ウィンドウで開きます

-H30年度からの内科専門研修プログラム-(当院研修プログラムから抜粋)

1.理念

  1. 本プログラムは,大阪府三島地域医療圏の中心的な急性期病院である北摂総合病院を基幹施設として,近隣医療圏にある連携施設・特別連携施設とで内科専門研修を経て大阪府の医療事情を理解し,地域の実情に合わせた実践的な医療も行えるように訓練され,基本的臨床能力獲得後は必要に応じた可塑性のある内科専門医として大阪府全域を支える内科専門医の育成を行います。
  2. 初期臨床研修を修了した内科専攻医は,本プログラム専門研修施設群での3年間(基幹施設2年間+連携施設・特別連携施設1年間)に,豊富な臨床経験を持つ指導医の適切な指導の下で,内科専門医制度研修カリキュラムに定められた内科領域全般にわたる研修を通じて,標準的かつ全人的な内科的医療の実践に必要な知識と技能とを修得します。
    内科領域全般の診療能力とは,臓器別の内科系Subspecialty分野の専門医にも共通して求められる基礎的な診療能力です。また,知識や技能に偏らずに,患者に人間性をもって接すると同時に,医師としてのプロフェッショナリズムとリサーチマインドの素養をも修得して可塑性が高く様々な環境下で全人的な内科医療を実践する先導者の持つ能力です。内科の専門研修では,幅広い疾患群を順次,経験してゆくことにより,内科の基礎的診療を繰り返して学ぶとともに,疾患や病態に特異的な診療技術や患者の抱える多様な背景に配慮する経験とが加わることに特徴があります。そして,これらの経験を単に記録するのではなく,病歴要約として,科学的根拠や自己省察を含めて記載し,複数の指導医による指導を受けることによってリサーチマインドを備えつつも全人的医療を実践する能力を涵養することを可能とします。

2.使命

  1. 大阪府三島地域に限定せず,超高齢社会を迎えた日本を支える内科専門医として,①高い倫理観を持ち,②最新の標準的医療を実践し,③安全な医療を心がけ,④プロフェッショナリズムに基づく患者中心の医療を提供し,臓器別専門性に著しく偏ることなく全人的な内科診療を提供すると同時にチーム医療を円滑に運営できる研修を行います。
  2. 本プログラムを修了し内科専門医の認定を受けた後も,内科専門医は常に自己研鑽を続け,最新の情報を学び,新しい技術を修得し,標準的な医療を安全に提供し,疾病の予防,早期発見,早期治療に努め,自らの診療能力をより高めることを通じて内科医療全体の水準をも高めて,地域住民,日本国民を生涯にわたって最善の医療を提供してサポートできる研修を行います。
  3. 疾病の予防から治療に至る保健・医療活動を通じて地域住民の健康に積極的に貢献できる研修を行います。
  4. 将来の医療の発展のためにリサーチマインドを持ち臨床研究,基礎研究を実際に行う契機となる研修を行います。

3.特性

  1. 本プログラムは,大阪府三島地域医療圏の中心的な急性期病院である北摂総合病院を基幹施設として、大阪医科大学附属病院を連携施設、ほうせんか病院を特別連携施設としたネットワークの中で、内科専門研修を経て超高齢社会を迎えた我が国の医療事情を理解し,必要に応じた可塑性のある,地域の実情に合わせた実践的な医療も行えるように訓練されます。研修期間は、基幹施設2年間+連携施設・特別連携施設1年間の3年間になります。
  2. 北摂総合病院内科施設群専門研修では,症例をある時点で経験するということだけではなく,主担当医として,入院から退院〈初診・入院~退院・通院〉まで可能な範囲で経時的に,診断・治療の流れを通じて,一人一人の患者の全身状態,社会的背景・療養環境調整をも包括する全人的医療を実践します。そして,個々の患者に最適な医療を提供する計画を立て実行する能力の修得をもって目標への到達とします。
  3. 基幹施設である北摂総合病院は,大阪府三島地域医療圏の中心的な急性期病院であるとともに,地域の病診・病病連携の中核であります。一方で,地域に根ざす第一線の病院でもあり,コモンディジーズの経験はもちろん,超高齢社会を反映し複数の病態を持った患者の診療経験もでき,高次病院や地域病院との病病連携や診療所(在宅訪問診療施設などを含む)との病診連携も経験できます。
  4. 基幹施設である北摂総合病院での2年間(専攻医2年修了時)で,「研修手帳(疾患群項目表)」に定められた70疾患群のうち,少なくとも通算で45疾患群,120症例以上を経験し,日本内科学会専攻医登録評価システム(仮称)に登録できます。また,専攻医2年修了時点で,指導医による形成的な指導を通じて,内科専門医ボードによる評価に合格できる29症例の病歴要約を作成できます。
  5. 北摂総合病院内科研修施設群の各医療機関が地域においてどのような役割を果たしているかを経験するために,専門研修3年目の1年間,立場や地域における役割の異なる医療機関(大阪医科大学附属病院 内科)で研修を行うことによって,内科専門医に求められる役割を実践します。
  6. 基幹施設である北摂総合病院での2年間と専門研修施設群での1年間(専攻医3年修了時)で,「研修手帳(疾患群項目表)」に定められた70疾患群のうち,少なくとも通算で56疾患群,160症例以上を経験し,日本内科学会専攻医登録評価システム(仮称)に登録できます。可能な限り,「研修手帳(疾患群項目表)」に定められた70疾患群,200症例以上の経験を目標とします。

詳細は内科(北摂総合病院内科専門研修プログラム)PDFをご参照下さい。

当院では下記の2コースをモデルケースとして卒後6年目時点で内科専門医の受験が可能となるよう、専攻医の研修をサポートします。

内科基本コース

※横スクロールができます。

専攻医研修 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年目 消化器 循環器・腎臓 呼吸器・感染 総合内科・神経・アレルギー・膠原病・血液・内分泌・代謝
                       
  1年目にJMECCを受講(プログラムの要件)
2年目 選択 選択 選択 選択 選択 選択 選択 選択 選択 選択 選択 選択
                  内科専門医取得のための
病歴提出準備
3年目 連携施設(大阪医科大学附属病院 内科) (選択)特別連携施設
(ほうせんか病院)
 
3年目までに外来研修を終了できる事を明記
そのほかのプログラム要件
安全管理セミナー・感染セミナーの年2回受講、CPCの受講
  • 連携施設での研修を3年目としていますが、2年目、3年目のいずれか1年を連携施設での研修とします。
  • 専攻医は、基幹施設での週1回の総合内科外来1コマ、救急外来1コマを行います。
  • 専攻医は、基幹施設での週1回の平日当直、月1回の土曜日(PM2時より)又は、日曜・祝日の日当直を行います。

Subspeciality重点コース(消化器内科・循環器科・総合内科・呼吸器内科)

※横スクロールができます。

例)消化器内科をSubspecialityとした場合の重点コース
専攻医研修 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年目 消化器内科にて初期トレーニング 他科 他科 他科
 
  1年目にJMECCを受講(プログラムの要件)
2年目 連携施設(大阪医科大学附属病院 内科) (選択)特別連携施設
(ほうせんか病院)
 
充足していない領域をローテーションする 内科専門医取得のための
病歴提出準備
3年目 選択 選択 選択 選択 選択 選択 選択 選択 選択 選択 選択 選択
3年目までに外来研修を終了できる事を明記
そのほかのプログラム要件
安全管理セミナー・感染セミナーの年2回受講、CPCの受講
  • 連携施設での研修を2年目としていますが、2年目、3年目のいずれか1年を連携施設での研修とします。
  • 専攻医は、基幹施設での週1回の総合内科外来1コマ、救急外来1コマを行います。
  • 専攻医は、基幹施設での週1回の平日当直、月1回の土曜日(PM2時より)又は、日曜・祝日の日当直を行います。
他科ローテーションについて:
最初の4か月は所属科にて基本的トレーニングを受けます。その後、主要な内科系診療科を各々2か月ローテーションする。2年目又は3年目は連携施設(大阪医科大学附属病院)で研修します。充足状況などを勘案してローテーションを組みます。

内科以外の診療科

診療科 基幹施設
小児科 大阪医科大学附属病院
外科 大阪医科大学附属病院
整形外科 大阪医科大学附属病院
産婦人科 大阪医科大学附属病院
眼科 大阪医科大学附属病院
泌尿器科 大阪医科大学附属病院
皮膚科 大阪医科大学附属病院
放射線科 大阪医科大学附属病院
麻酔科 大阪医科大学附属病院
病理 大阪医科大学附属病院
救急科 大阪医科大学附属病院