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循環器科プログラム

循環器科プログラム

研修内容

2年間の臨床研修において習得した基本的診察能力を向上される目的で、循環器疾患患者の病歴、身体診察所見、検査、診断および治療の経験を積み重ねることにより、循環器疾患の的確な診断を可能にする。また、循環器疾患の診断に必要な心電図(負荷心電図検査、ホルター心電図を含む)、心エコー検査、心臓CT/MRI検査、心臓カテーテル検査にも参加し、これらの適応、手技の習得、解析評価を行う。また、回診、カンファレンス、スタッフとの討議等により、治療の内容/経過の把握、妥当性を検討する。

到達目標

  • 循環器疾患の診断および治療
  • 循環器疾患全般における諸種手技の習得
  • 日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医の取得
  • 上記学会での発表・論文作成

一週間のスケジュール(一例)

  AM PM
病棟回診 救急外来
救急外来 トレッドミル/内科合同カンファレンス
心臓カテーテル 心臓カテーテル
心エコー
心臓カテーテル
心エコー
心臓カテーテル
救急外来 心臓CT
カンファレンス  

指導医 VOICE

私の循環器医としての専門分野は冠動脈を中心としたカテーテルインターベンションです。

本院には新たにカテーテルインターベンションを始めるため、2006/9より勤務しており、全てのインターベンション関連機器を更新した後、2007/1から開始しています。

現在、年間約300例の冠動脈造影、120-150例の冠動脈インターベンション(基本的に経橈骨アプローチです)を3名のスタッフで行っており、主にその指導にあたっています。

私自身の基礎となっているのは約12年勤務した前任施設である国立循環器病センターCCUでの様々な経験ですが、そこで得た中でも特に大切だと思うことは物事を客観的に評価し論理的に考えてゆくことです。

循環器医を目指す皆さんならよくご存じとは思いますが、ここ10数年の循環器疾患領域の進歩はカテーテルインターベンションのみならず全分野で目覚ましいものがあり、従来にも増して全ての知識を網羅することは容易ではありません。しかし、物事の考え方は共通で、まずこの考え方を学ぶことが全てのスタートだと考えています。

現在、循環器医はいわゆる「3K職場」と言われており、確かにそうかなと思うこともありますが間違いなく命に直結するやりがいのある分かり易い分野だと思います。

やる気のある皆さんと出会える日を楽しみにしています。

北摂総合病院 副院長
森井 功 医師

森井 功医師
北摂総合病院 副院長
森井 功 医師

出身大学 神戸大学医学部(S62年卒)
職歴
  • 昭和62年06月 京都大学医学部附属病院 内科研修医
  • 昭和63年06月 国立京都病院 内科研修医
  • 平成02年04月 京都大学大学院 入学
  • 平成06年02月 京都大学医学部附属病院 第三内科 医員
  • 平成06年12月 国立循環病センター 心臓血管内科 医員
  • 平成18年09月 北摂総合病院 入職

専攻医VOICE

 北摂総合病院は大阪医科大学の学生の頃に実習で来たことがあり、以前から知っていました。私は母校での初期臨床研修2年目には既に循環器内科に進むことを決めていた状況で、協力病院研修で2ヶ月間、再び北摂総合病院で循環器内科をローテートしました。研修中は豊富な診療経験のある医師に囲まれながら即応性のある診療を経験することが出来、その際、国立循環器病研究センターで2年間を過ごして循環器専門医を目指すことが出来る唯一かつ非常に魅力的なこの専門研修プログラムの存在を知り、北摂総合病院内科専門研修プログラムに応募しました。

 実際に3年目を常勤医師として北摂総合病院で過ごして国立循環器病研究センターでレジデントとして過ごす今、感じることは新米の循環器内科医として過ごしながら月に4−5回の救急担当を任されていた北摂時代は非常に大変でしたが循環器疾患を抱えた患者の急性期を治すだけでなく、慢性期をどのように過ごすのかも学ぶことが出来、さらに循環器領域に留まらない総合的な経験を積むことが出来た貴重な期間であったと感じています。

 循環器専門を目指すからこそ循環器を専門に学びながら総合的な経験の出来る北摂総合病院での研修を考えてみてはどうでしょうか。医師として成長したい方は経験豊富なスタッフやコメディカルに支えられて充実した研修の出来る北摂総合病院を検討してみて下さい。僕達も微力ながらバックアップさせて戴きます。

北摂総合病院 2019年度専攻医
小川 智哉 医師

小川 智哉 医師
北摂総合病院 2019年度専攻医
小川 智哉 医師

出身大学 大阪医科大学/2017年3月卒
職歴
  • 2019年3月 大阪医科大学附属病院にて卒後臨床研修修了

専攻医VOICE

 北摂総合病院循環器内科で1年間研修させて頂きました. 当院は217床の中規模病院ですが, IABP, PCPSを含めた高度集中治療や, 静脈インターベンションを含めた多彩な手技を経験することが出来ました. 専攻医1年目でわからない事ばかりの中, 日々必死でしたが, 経験豊富な指導医の先生方に助けて頂き忙しくも充実した日々でした. また, 週1回の循環器カンファレンスでは, コメディカルの方と皆で意見を出し合い, 患者さんの退院後の生活にとってより良い介入は無いかを検討する事も, 初期研修病院では経験出来なかった経験でした. 多彩な循環器疾患の急性期マネージメントだけでなく, 患者さんの生活への介入の重要性も学ぶ事が出来ました. お世話になった北摂総合病院のスタッフの皆様には心より感謝申し上げます, 1年間大変お世話になりました.

北摂総合病院 2019年度専攻医
相川 裕彦 医師

相川 裕彦 医師
北摂総合病院 2019年度専攻医
相川 裕彦 医師

出身大学 金沢大学/2017年3月卒
職歴
  • 2019年3月 富山県立中央病院にて卒後臨床研修修了