OUR STORY私たちの物語

OUR STORY私たちの物語

北摂総合病院看護部では幅広い年齢層がバランスよく配置されています。看護技術・知識に不安があっても、それを共に学んで解決に導いてくれる等身大の先輩です。

新人看護師
竹内さん、川邊さん


新人看護師と先輩看護師の指導場面


インタビュー場面

2024年度は、14名の新人看護師を迎えることができました。
そこで、消化器センターの2名の新人看護師に話を伺いました。

インタビュー

入職して3ヶ月経過しました。現場ではどうですか?

竹内さん
先輩についていくのが、大変でしたが毎日充実しています。
ルート確保ができるようになってうれしい。
今は自分でやることが増えて、成長が実感できています。
川邊さん
先輩についてきてもらわないといけなかったのが、自分1人でできることが増えた。
ナースコールがなった時に、患者さん対応が1人で判断してできるようになったことがうれしい。

支援されていると感じることは?

竹内さん
1人でできることは増えましたが、先輩看護師が確認を必ずしてくれるので、安心して看護ができています。
エルダーの身近な先輩も、あせってそうな時や困っていることに気づいてくれて声をかけてくれます。働きやすい職場だと思います。
川邊さん
モデルとなる先輩がいます。自分のことだけではなく、周囲をしっかりみれていて憧れます。私たちが、憧れる先輩は、私たちだけではなく、スタッフみんなからたよられています。そんな人を目指したいです。
全部答えを出すのではなく、ヒントを出してくれて、自分たちが順を追って考えられる関わりをしてくれているので、看護が身についたと実感できています。

中堅看護師
消化器センター 菅さん


後輩指導をする菅さん

私の働いている消化器センターは、若いスタッフも多く在籍し、生き生きと看護をしているスタッフで溢れています。私は、中途採用者で消化器は経験が無かったのですが、先輩たちが丁寧に指導をしてくださり安心できました。新人看護師は、現在はプリセプターとして指導者を経験し成長している姿がみられており、中途採用者は今までの経験を活かしながらそれぞれに活躍しています。目標管理北摂ラダーでは、毎年評価をするため自身の成長が実感できます。私も後輩指導ができるようになり成長が実感できました。また主任へ昇進の際には、キャリアを認めてもらえたことで自信がつきました。病棟では、スタッフみんなでより良い看護について考える場面もあり、経験や年齢に関係なくそれぞれが意見を発信しあう機会になっており、風通しもよく自分らしい看護が行える現場です。また、病棟内だけでなく他部署のスタッフや他職種とも連携が図りやすく、お互いの専門性を活かし助け合いながら看護ができており、働きやすい環境が整っています。
特に消化器センターでは、前残業減少への取り組みを実施しています。補完業務が交替勤務前の業務を担うことで、定時に退勤できることを目指してみんなで協力しています。ワークライフバランスがとれており、働き続けられています。

インタビュー

辛いときはどうやって乗り越えましたか?

1月入職のため、同期入職はなかったが、4月の既卒者の入職者と仲良くなれました。一緒に励まし合い乗り越えることができました。

ここで働き続けられている理由は?

消化器内科の小さい検査からターミナル期の患者さんへの寄り添う看護など幅広い知識が身につけられます。
前残業減少への取り組みとして補完業務があり、定時に帰られるようみんなで協力する体制があり、ワークライフバランスがとれています。忙しいですが、メリハリがありやりがいがあると思います。また子育て支援が手厚いところも魅力的だと思います。

キャリアナース
外来フロア 田中さん

私は、外来で主に整形外科を担当しています。自己研鑽のために、日本運動器看護学会認定看護師、日本骨粗鬆学会の骨粗鬆マネージャー資格の取得をしました。院内だけでなく、三島医療圏域で骨折リエゾンサービスの充実を図るための活動をしています。また、教育委員会と労働安全衛生委員会の委員として活動をしています。患者さん・家族への直接ケアをするだけでなく、職員のメンタルヘルス支援ができればと思い、公認心理師免許も取得しました。これらの資格取得は、職場のみんなの協力や家族の支えで実現することができました。今後は、患者さん・家族を支えるために、まずは職員のこころと体の健康を守るための活動に力を入れたいと考えています

インタビュー

外来看護の魅力は何ですか?

病棟とは違って、患者さんがその日にしかいないので後にまわすことができません。その時その人に何が必要か見極めていかないといけません。難しいけどやりがいがあると感じています。
子育ての経験を活かし、手術の日程、検査などもライフイベントを確認し、本人の希望を聞きながら、治療スケジュールを立てています。本人の希望を引き出して、提案することでベストな治療につなげることができています。

委員会活動や主任としての役割など多岐にわたりますが、原動力はなんですか?

教育委員長としても活動していますが、一緒に働いている人を育てたいという思いが強いです。
しんどくなったスタッフを受け入れ、一緒に目標をもつことで次のステップにつなげています。
褒めるだけではなく導く指導を大切にしています。

公認心理師の資格はなぜ取得したのでしょうか?

コロナ以前にマスクを装着している人がいて、理由を尋ねると「無理して笑わなくていいから」と言っているスタッフがいました。働いている仲間を守りたいといった思いから公認心理師を取得しました。

骨粗しょう症マネージャーの資格は、なぜ取ろうと思ったんですか?

整形外科領域でとれる資格を探していた時に、医師からの勧めもあって、チャレンジしました。
高槻市医師会や近隣の病院と連携しながら、チームで一丸となって活動ができています。

先輩看護師(エルダー)
循環器センター 山城さん

私は新卒で当院に入職し、今年3年目となりました。現在は、循環器センターに所属してます。当院は、アットホームな雰囲気で楽しく業務をすることができています。わからないことは先輩に相談もしやすく、月に1回は先輩看護師によるリーダー会があり、それぞれの新人の状況にあわせた目標、指導をしてくれました。目標の達成状況を確認しながらすすめてくれたので、1歩1歩成長を実感できました。
病棟には、男性看護師は2人ですが、他病棟の男性看護師との交流の場として男性看護師会も開催されており、情報交換をしながら現場での相談がしやすい関係の構築に繋がっています。また、他職種同士でも壁がなく相談しやすい環境があります。
私の働いてる病棟は、チームでフォローをし合いながら業務ができ、皆で協力する風土があり、チームワークがとれている病棟です。当院は、さまざまな面で仕事ができる環境が整っており働いて良かったと思います。

インタビュー

成長が実感できたエピソードはありますか?

患者さんから「私のことをみていない。もっとちゃんとみてくれよ」と言われたことがありました。新人のころは、与えられていた時間の中で、余裕がなく業務をこなすことが精一杯で患者さん自身をみることができていなかったと思います。その経験を振り返り、時間管理を行い患者さんの声を聴くように心がけました。それからは、患者さんから名前を覚えてもらい感謝の手紙をいただきました。それは、今でも大事に持っており宝物にしています。

辛い経験どうやって乗り越えた

病院の中だけではなく、近くに同期がいたから相談しながら乗り越えられました。
また、コロナ禍で食事会など制限されていましたが、先輩の輪の中にも溶け込むことができ、プライベートも充実できるようになりました。

なぜこの病院を選んだ?

沖縄からでてきました。祖父や兄弟など知り合いが近くに住んでいたので心強いと思いました。

先輩看護師
ICU・救急フロア 川端さん


点滴作成中の川端さん


後輩指導中の川端さん

私は、看護学生として入職しまずは准看護免許を取得しました。その後看護師免許を取得し、ICU、救急フロアに配属され5年目となりました。
自分の気づきが患者さんの状態改善に繋がったときや、重症症例や急変時の対応ができスキルアップを感じたときに大きなやりがいを感じ、原動力になっています。そして何よりひとりで悩むことがないよう相談できる体制が整っていると感じます。医師をはじめ専門/認定看護師、他職種と相談しやすい環境で、安心して働くことができています。また北摂ラダー制度や充実した教育サポートによって目標が明確にでき、しっかりと評価してもらえることで頑張ろうと思えます。

インタビュー

学生の時の学業と仕事の両立はどうでしたか?

勤務と学業の両立は、しんどかったです。上司に相談し、現場での勤務調整をしてもらえたので、なんとかやってこれたと思います。

長期的に働けているのは、なぜですか?

集中領域の看護が好きなのと、尊敬できる目指す先輩、上司がいることです。同部署に、認定看護師が2人配属されており、身近で学べる環境にあるのが大きいです。
仕事は忙しいこともありますがメリハリがあり、残業も少なくワークライフバランスが取りやすいため続けられています。

集中領域の看護をしていてよかったと思う瞬間はありますか?

重症で生命に直結している患者さんを看護して、急性期を脱するサポートにやりがいがもてています。目標をたてながらじっくり関わることができ、わかないことがあっても勉強して、学んだことがケアに結びついた時はやっててよかったと看護の楽しさを実感しています。
また、ICUとER2つの領域の経験ができることもメリットです。

育児中ナース
馬場(感染防止対策室)さん


特定認定看護師で子育てと仕事両立をしながら活躍されている馬場さん

当院では、療養休暇を産前休暇に充てることができ、自身の良いタイミングで無理のない勤務体制を選択して復職することが可能です。私は、周囲の理解や協力があり、金銭面の不安も無くとてもスムーズに復職できました。
院内保育所は、勤務に応じて24時間利用が可能で、当院の小児科と連携した病児保育室もあり、安心して子供を預けることができます。毎月の身体計測や健康診断があり、インフルエンザワクチン接種は職員費用で行う事ができます。また、毎日給食があるので本当に助かっています。
季節に応じた遊びやイベントや製作、名前や挨拶の練習、スプーンお箸、おまるでのトイレ練習などもしていただき、日々の出来事をノートに書いてもらったり写真をもらったりと、働きながらも子供の成長を一緒に感じ取れる工夫をしていただいています。園庭はないですが、その分、毎日のお散歩が日課となっていて、歩く力や手をつなぐことなども身についているように思います。

パパ育休取得
外来フロア 大谷さん

私は、当院一筋で16年間勤務しています。奨学金制度を利用し進学後も看護補助者として勤務していました。その期間も含めると20年になります。現在は、外来フロアで勤務しています。外来患者さんは様々な理由で受診し、その中でも急を要する場合もあり、緊急度評価を行い必要に応じて救急外来に繋ぐ役割を担っていいます。また外来の業務には内視鏡、透析室業務も含まれており、業務に活かすため透析技術認定士を取得しました。さらに、腎臓病療養指導士も取得を目指し、外来看護を強固なものにしようとしています。様々な役割を担い、できることを任されるやりがいのある看護ができていると実感しています。私生活では病院からの勧めもあり、3ヶ月の育児休暇を取得し、出産経験のある上司や同僚が多い環境のため、男性でも育児をしやすい環境です。現在外来では3名の男性看護師が勤務していますが、今後も活躍できるように自身の経験を生かして頑張っていきたいです。

インタビュー

パパ育休を取得してどうでしたか?

子育ての大変さを実感したからこそ、家族関係が良好になった。そのため仕事も頑張れます。

資格取得できること

キャリアの中で、今までの知識を証明したかった。腎臓病療養指導士として深く患者さんに関わっていきたいと思っています。そして将来的に、看護外来などをやっていきたいと思っています。

20年と長期に働けているのはなぜですか?

近隣にすんでいることもありますが、いろんな部署を経験して、外来でも病棟の経験を踏まえた指導ができるところが楽しいです。外来で指導したことが患者さんの行動変容につながったときにやりがいを感じています。

救命士
藤井さん

当院では2020年1月から救急救命士(救命士)の雇用を開始し、現在では5名が在籍しています。救命士が勤務することで、医師・看護師と救急診療のタスクシェアリングを図ることができ、各々の行う業務に専念することで、診療の効率が向上し、以前よりスムーズな救急搬送の受け入れや業務負担の軽減が可能となりました。
当院で救命士の実施する業務は、「院内救急救命士メディカルコントロール委員会」により検討し決定され、院内外業務を実施しています。救急救命処置実施(特定行為を含む)以外にも院内では、トリアージや処置介助、カルテ入力、病棟申し送りなど、多彩な業務を実施しています。院外では、お迎え搬送(病連携・病診連携・現場出動)や当院からの転院搬送も依頼件数が2023年度では340件以上の出動となっており急増傾向となっています。救急車運用業務(運転や患者さん管理など)も、救命士が実施しています。また、当院は、「救急救命士クリニカルラダープログラム」を考案・運用しており、教育体制にも注力しているため、安心して業務することが可能です。病院になくてはならない存在として、「救急救命士科の確立」を目指しています。