病棟紹介
外来フロア
外来フロアは一日平均350名の患者さんを受け入れており、内科、整形外科などの一般診療科以外にも内視鏡、血液浄化センター、化学療法まで幅広い科をローテーションで担当しています。人口の高齢化、慢性疾患患者の増加、入院期間の短縮化、日帰り手術や外来化学療法などの進歩を背景に、医療全体が生活をしながら治療を受ける「外来」へと移行してきています。外来患者さんの「生活」に目を向け、支援を必要とする方に継続した看護を提供できるような体制を整え個別的な看護に提供に努めています。社会の状況に対応する看護能力のスキルアップを図るため、慢性疾患の療養指導士や内視鏡技士、透析技術認定士、認知症ケア専門士、骨粗鬆症マネージャーなどの資格をとり活躍の場を広げています。
3階病棟
3階病棟はレディースフロアとしての運用から、新型コロナウィルス感染症対応病棟を経て、今は一般病棟として様々な疾患の患者さんを受け入れています。
病棟の役割は婦人科外来の診察補助と15床の一般病床運用です。外来業務や病棟の管理など、スタッフが協力して看護を提供しています。
就労するスタッフは若年層からベテランまで所属しています。病床数が他の病棟より少ないため、少人数での情報共有を活かして患者さんの情報を共有し、安心・安全な看護を提供できるよう日々取り組んでいます。また、新型コロナウィルス感染症患者さんの受け入れにも対応しつつ、一般の病棟として様々な科の患者さんへの看護も行い、多面的な看護活動が強みです。
4階病棟
4階病棟は成人老年だけでなく小児を含めた、骨折や変形性膝・股関節症、脊椎の疾患の患者さんが大半をしめています。小児科の患者さんは、気管支炎や腸炎の方が入院されます。
整形外科は、手術目的での入院であり、不安なく手術を受けていただけるよう術前の説明をわかりやすく行うように心掛けています。周手術期看護に力を入れるとともに、術後のリハビリにも積極的に取り組みPT・OTと連携し、早期離床に向け患者さんとコミュニケーションを図り、リハビリを進めています。
また、チームワークを大切にし、医師・看護師・医療ソーシャルワーカの他職種で連携し、適切な時期での自宅退院や転院などの退院調整など、患者さんに寄り添った看護を目指しています。
5階病棟
消化器内科、消化器外科が主科の病棟ですが総合内科や整形外科等、他科患者さんも多く入院される急性期混合病棟です。
消化器系としては、内視鏡検査、化学療法やがんの終末期の緩和ケア、余命告知~看取りのケア、手術前術後の看護や術後のストマ管理など看護知識、技術では学べる点が沢山あり、必要な知識や看護技術は幅広い上に、認定看護師との協働で、様々な専門的知識も身につけることも魅力です。確実に自身のキャリア・アップを目指せる部署ではないかと思います。
また院内一、入退院が激しい多忙な部署ではありますが、仲間意識も高く、チーム一丸となり時間管理に取り組んでおり、働きやすい病棟であると思います。
6階病棟
6階病棟では、肺がんや間質性肺炎などの難治性疾患から、気管支喘息や慢性閉塞性疾患などの生活習慣病まで、最新の医療技術をもとに、患者さんの症状やニーズに合わせた専門的で質の高い看護を提供しています。
呼吸器内科と呼吸器外科が連携し、気管支鏡や胸腔鏡などの内視鏡検査や手術、化学療法や分子標的薬などの薬物療法、呼吸リハビリテーションなどの総合的なケアを行っています。呼吸器疾患は、命に直決することも少なくなく、看護師が専門性を高めるとともに、チーム医療の一員として、医師や他職種とのカンファレンスを定期的に開催し質向上に努めています。病棟の雰囲気もよく患者さんに寄り添った看護を目指しています。
7階病棟
7階病棟は、心筋梗塞・狭心症・心不全・腎不全など心疾患の方が多く入院しています。急性期の看護・治療から、包括的な心臓リハビリテーションとして、運動療法や生活指導を多職種チームで行っています。また、認知症看護特定看護師とともに、屋内のディルームや屋外のガーデンテラス等で身体を動かすトレーニングや、歌などの「アクティビティ・ケア」など高齢者看護の充実にも力を入れています。循環器領域は、急性期から慢性期看護まで奥が深く、座学やシミュレーション学習を定期的に行い、アセスメント力向上に努めています。看護師一人ひとりの強みをチームの中で最大限に活かし、やりがいをもって、看護を提供するとともに、患者さん・ご家族の気持ちに寄り添い、心のこもった看護の実践を全員で目指しています。
中央手術センター
手術室では、術前訪問を実施し麻酔科医、主治医、コメディカルと情報共有を行い患者さんが安心して安全に手術が受けられるような看護の提供を実践しています。また、手術後には術後訪問を行い実践した手術看護の評価を行い次の看護へと繋げています。
手術という非日常の緊張感、不安の中で治療を受けられる患者さんや家族への心配りを忘れず明るく、温かい手術室でお出迎えできるよう準備しています。
HCU
HCUはERとHCUで構成されており、予定・緊急問わず心臓カテーテルも担っています。ERでは24時間365日、当院の玄関口として軽症から重症まで様々な救急患者さんを受け入れています。HCUでは侵襲の大きな手術を受けられた患者さん・院内発生の救急患者さんの受け入れを行い24時間、集中的な治療と看護を提供しています。
患者さんと真摯に向き合う日々の看護実践の中で、幅広い知識と技術、正確な判断能力などが求められる中、救急認定看護師や集中ケア認定看護師、特定行為看護師が在籍しており、専門性の高い看護を共に学び、提供できる環境にあります。
多職種とのカンファレンスを毎日行い、患者さん情報を共有しチーム医療の推進に尽力しています。互いに認め、互いを尊重し合い、協同できる職場を目指し日々奮闘しています。